ツキ板フリーボードの「規格サイズからのカット」「厚みの部分の木口に表面と同じツキ板を貼る木口加工」「保護のUCL塗装又はOCL塗装」どの加工も承れますのでご依頼ください。
弊社では上記に記載した様な加工作業を有料で承っています。最後の「組み立て」以外の作業は必要な作業だけ見積もり時に、お気軽にお申し付けください。
「ツキ板フリーボード」は、お客様からのご注文とご入金をいただいてから、それぞれのお客様のご要望に合わせて製作をはじめます。在庫商品の販売では無く、受注生産での販売となります。
■ 規格サイズからの無料カット
規格サイズの「ツキ板フリーボード」をご購入いただいた場合には【 無料カット 】がご利用いただけます。ただし、【 カットに関する基礎知識 】を事前にご理解ください。
- 1.「ノコメ(刃厚のロス)の計算」
- 2.「カットに関する基本知識」
- 3.「カットサイズの指定方法」
カットに関する上記項目を最低限ご理解いただく必要がございます。
1.「ノコメ」4ミリの計算
弊社ではノコメと呼びますが人により呼び方は様々です。パネルソーでカットをした時に鋸刃の厚み分がおが粉になってロスが出ることを「ノコメ」と呼んでいます。この「ノコメ」に関する知識が重要なのは、規格サイズからノコメの計算を正確にしないでギリギリカットできるカット図を計画に入れると実際にカットが出来なくなり計画した部材の寸法が足りなくなるからです。
お客様よりご依頼いただくカットはすべて「正寸カット」のみとなります。正寸カットは部材のすべての辺をカットして正確な寸法を出します。例えば幅900ミリの規格サイズから2枚の部材をカットする場合には3カットを必要とします。「900-12(3回分のカットロス×4mm)=888」2枚の同じ幅の部材を切り出せるのは「888÷2=444」幅444ミリ×2枚が最大です。「900÷2=450」と計算しがちですがこの指定はカット不可能です。
切り出す部材が多くなればなるほど「ノコメ」も多くなり切り出せる部材も小さくなります。簡単な計算方法はすべての部材の幅と長さに4ミリを足しておき、残り4ミリ以上規格サイズが残ればカット可能になります。
2.「パネルソー」でカットする基本知識
規格サイズ内にノコメを計算に入れた部材が全部入ればカットが出来るというのは少し間違いです。パネルソーでのカットで刃物はまっすぐ切り始めから切り終わりでカットします。途中で曲がったり方向を変えることはできません。規格サイズ内に入り組んだ部材のカット計画をすると刃物がまっすぐ進める道が無くなりカット自体出来なくなることが有ります。カットに関して不慣れな方はできるだけ規格サイズ内ギリギリにならない様に計画をしてください。
もしくは必要部材のサイズを「リスト」にして弊社にお送りください。カットできるように弊社で木取り図を製作します。どの規格サイズからカットするのが適当かを弊社で判断します。
3.「木目の方向の指定」に関する知識
カットの御依頼時にカット寸法をお送りいただきますが、「幅ミリ×長さミリ」の指定がとても重要となります。これは部材に対する木目の方法の指定になるからです。これを間違うと部材がお客様のご要望に合わない木目方向となる可能性がありますので十分ご考慮ください。
木目の方向に関わる指定を間違わない様にカットの指定には決まったルールが有ります。必ず「幅○○ミリ×長さ○○ミリ」で指定する事!!ツキ板フリーボードはフラットなボードですので、カットの指定に「高さ」「H」「D」「奥行」「縦」「横」での指定は正確さに欠ける為使用しないでください。
木目は「長さ」方向と平行に、「幅」方向とは垂直になります。
カット図等はPDFでメールに「外部添付」
カット可能な「カット図」を製作できるお客様は必ずPDFの形態でメールに外部添付してください。メール内に画像を添付したり、設計図や完成図などの不要な添付はご遠慮ください。必要最小限のファイルだけ弊社にメールでお送りください。
■ 木口加工(こぐちかこう)
ツキ板フリーボードは表面に天然木のツキ板が貼ってあるので高級感が有りますが、組み立てるとボードの厚みの部分「木口」が見えてしまう事になります。せっかくの高級材が台無しになりますので、組み立て時に見えてしまう木口は表面に使用したツキ板と同じツキ板で化粧貼りする事で高級感が増します。
これを「木口の化粧貼り」と言い簡単に高級化できるので絶対にお勧めです。DIYでも簡単に化粧ができる「木口テープ」の販売も別サイトで行っています。別工場の商品ですので突き板フリーボードとは同梱包ができませんのでご注意ください。
弊社でも木口加工を承っておりますのでお気軽にお問い合わせください。見積もり依頼時に化粧してほしい木口の個所を明確に指定してください。